えぷそん株価と発言に左右されなかったクックパッド株

日本では日銀による大規模な金融緩和が2013年と2014年の2回行われています。金融緩和の第1弾の時には、市場への資金供給量を倍にするという分かりやすさから、日本の株式市場関係者は黒田節聞いても踊り出していました。また、2014年の秋の金融緩和の第2弾の時は、株式市場で金融緩和をする予想がされていなかったために、またしても日本の株式市場関係者は黒田節聞いても踊り出した経緯があります。この日銀による金融緩和が実施された期間において、株価が大きく上昇をした銘柄としてはえぷそんが挙げられます。えぷそんは海外の売上げ比率が75%程度となっており、為替市場で円安になると業績が大きくかさ上げされることになってきます。そのため、えぷそんの株価は黒田節聞いても踊り出した過去があります。黒田日銀総裁の発言では、今後も金融緩和を適時に実施するとの強気のコメントが出ていたために為替市場で円安に振れることが多かったです。しかしながら、えぷそんの株価は去年の年末から大幅な調整をするようになっています。えぷそんでは大型のインクタンクを使ったプリンターが中国で販売が好調となっていましたが、最近の中国経済の減速を受けて今後は業績が落ち込むとの観測が広がったからです。これに対して内需型企業であるクックパッドは、日銀による金融緩和の影響を受けずに株価がほぼ右肩上がりの状況が続いてきました。クックパッドは国内最大のレシピサイトを運営しており、順調に広告収入が伸びています。また、有料会員数も着実に増えてきているため、業績の拡大傾向が続いています。今後、クックパッドでは物販やチラシ配信などの新規事業によって、さらに業績を伸ばす努力がされています。したがって、クックパッドは国の金融政策とは関係なく、今後も自力で株価が上がることに繋がると考えます。

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